三島由紀夫「雨の中の噴水」を読んだ感想

◯ 結論

捨てることを止めて、自分の価値を上げた方が満足感が得られる。

◯ 解説

明男はジレンマの中にいます。明男は、価値あるものを容易に捨てることによって、自分が「価値あるものを捨てられる価値のある人間」であることを示そうとしています。それは以下の文章からも読み取れます。

そのためにだけ(「別れよう!」というためにだけ)少年は少女を愛し、あるいは愛したふりをし、そのためにだけ(「別れよう!」というためにだけ)懸命に口説き、そのためにだけ(「別れよう!」というためにだけ)しゃにむに一緒に寝る機会をつかまえ、そのためにだけ一緒に寝て・・・・・・

世界中でもっとも英雄的な、もっとも光り輝く言葉。人間の中の人間、男の中の男にだけ、口にすることの許されている秘符のような言葉。すなわち、「別れよう!」

しかし、必然的に自分にとって価値の大きいものでないけません。必然的に、捨てた時点で自分の価値が無くなってしまい、不安に陥ってしまいます。

(1)少女の価値が大きい場合
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(2)少女の価値が小さい場合
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◯ 結論

結局、捨てることを止めて、自分の価値を上げた方が満足感が得られる。





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